「今年こそ」。大久保嘉人は36歳になってもサッカー小僧だ - Sportiva 彼とじっくり話すのは、実に14年ぶりだった。 14年前、当時サッカー専門誌の駆け出しの記者だった筆者は、セレッソ大阪の担当として、売り出し中の大久保嘉人を追いかけ ... (出典:Sportiva) |
ジュビロ磐田(ジュビロいわた、Júbilo Iwata)は、日本の静岡県磐田市をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。 1972年創部のヤマハ発動機サッカー部が前身。1993年にJリーグ準会員、1994年にJリーグ正会員となる。 運営会社は株式会社ジュビロ、ヤマハ発動機等が出資している。 81キロバイト (5,992 語) - 2019年3月31日 (日) 13:50 |
ジュビロ磐田が湘南に勝って、ようやく今シーズン初勝利を挙げた。
13位に順位を上げたが、まだ低空飛行を続けているチームと同様、最近、さっぱり名前が聞こえてこなくなった選手がいる。
大久保嘉人だ。
湘南戦もスタメン出場したが、ゴールを奪えず、今季は6試合を終えてまだ得点がない。大久保は、もう終わってしまったのだろうか――。
川崎フロンターレ時代の大久保は、まさに無双だった。
中村憲剛、小林悠、レナトら質の高い選手が周囲におり、大久保はフィニッシャーの役割を果たすことでゴールを量産。
前所属した神戸では26試合で4得点('12年)だったのが、'13年に川崎に移籍してからは33試合26得点で得点王を獲得。
その後も大久保は点取り屋としての自信と凄みを見せつけ、3年連続得点王になった。'14年にはブラジルW杯に出場する日本代表にもサプライズで滑り込んだ。
名波監督のラブコールで磐田へ。
その後、'17年にFC東京に移籍し、'18年川崎に戻るも途中出場が増え、居場所がなくなった。
「やめ時かなぁ」とそんなことも考えていたという。同年6月、名波浩監督から熱烈なラブコールを受け、磐田に移籍。
しかし、チームではなかなか周囲の選手と連動した動きができず孤立し、苦しんだ。
「ボールが欲しい時に、そのタイミングで出してくれるチームって、フロンターレ以外にないなって感じたよ。
ここでフロンターレのサッカーを求めているわけじゃないけど、苦しくなると蹴ってばっかりだからさ。それじゃ攻撃にならんでしょと思うことが多かった」
大久保は基本的にセンターFWに置かれていたが、ボールが出てこないので中盤に下がってプレーをしていた。それでは、なかなかゴールは奪えない。実際、昨年は17試合で3得点に終わっている。
下がってボールを受ける大久保。
今シーズンも川崎時代のようにゴールを奪うことに専念ができない。
湘南戦はセンターFWにアダイウトンを置いたが、もともとワントップの選手ではない。
川又堅碁が負傷離脱中で致し方ない部分はあるが、ボールが収まらないので攻撃がハマらない。この日は前から攻めてくる湘南相手にカウンターを狙っていたが、それも前になかなか繋がらない。
攻め手が見つからない中、業を煮やしたシャドーの大久保が下がってきてボールを持ち、時間を作り、組み立てる。周囲の選手は、安心したかのようにようやく動き出す。
もちろんゴールを狙っていないわけではない。
サイドからの崩しになれば、スルスルとボックス内にポジションを取る。ボールが来ればシュートを打てるという絶好のポジションにもいる。しかし、なかなかボールが出てこない。
味方がミスしてボールを奪われると自陣まで戻り、必死になって体をぶつけ、足を絡めて取り返そうとする。
2-0で湘南に勝った後、服部年宏強化本部長はボソッとつぶやいた。
「嘉人が、いちばん存在感あるわ」
点を取った選手ではなく、服部はあえて大久保の名前を挙げた。
存在感――。
なんとなく耳あたりのいい言葉だが、それが逆に点取り屋としての“大久保嘉人”を稀薄にしている。本来は、大久保が点を取ることがチームの勝利のために必要なことであり、求められていることだ。
だが、チームはフィニッシュの前の段階で四苦八苦している。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190409-00838924-number-socc
4/9(火) 11:01配信